ポプラの梢

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藤原 和博『本を読む人だけが手にするもの』

p48
映像は視神経を通じて後頭葉の「視覚野」→〈場面の意味を理解〉
NAは聴覚神経を通じて側頭葉の「聴覚野」→いくつかの言葉は「言語野」へ→〈場面の意味を理解〉

映像は次々と新しい情報が送られる
→脳は入ってくる情報だけで精一杯!!なので表層理解にとどまる

読書は黙読で読んでいるときも、音声化できる活字はいったん脳の中だけの「音」に変えられ、記憶との照合によって、自動的に単語・文法が検索されている

検索された情報は言語野へ

「読む」という行為が確かに言語と結びつく

同時に視覚野に蓄積された過去の映像が引き出されて、場面のイメージが脳の中に作り出される

人間の脳の働きから見る映像
・解像度の高い映像は人間のイマジネーションのレベルが下がる

p110
「純文学を読まないと人間として成長しないよ」
→作品を通じて現代社会の空気のようなものを感じる事が出来る

p123
裾野を構築するために25歳〜55歳までに組織の中で働く主軸とは別に左に2つ右に2つぐらい別々のコミュニティーに自分の足場を作る

鳥瞰図的な視点をもたないとちょっとしたことで追いつめられ、視野狭窄になる

p134
20世紀 成長社会→情報処理能力
21世紀 成熟社会→情報編集能力

p139
情報=理解に結びつく形になったもの⇔20世紀のうちに要素は全て出し尽くしました。21世紀はその要素の組み合わせ(組み合わせることで価値を生み出す)

p144
「人の話を良く聴く」という技術は読書で高める事が出来る

p155
クリティカル・シンキング(複眼思考)
本質は「自分のアタマで考えて主体的な意見を持つ」⇔多面的にとらえる(そこなはなにか裏の事情があるのでは?や、反対の視点はどうだろうか?など)

p48
人間の脳の働きから見る映像は、解像度の高い映像は人間のイマジネーションのレベルが下がるとある。映画などは全てを見せないってゆう見せ方をすることで人々のイマジネーションを高めている
人間の認識の仕方は果たして解像度なのか・・・?

p123
鳥瞰図的な視点について、違うコミュニティとのリレーションがとれていると主軸のコミュニティでも追いつめられる事がないのかも