ドラキュラ・ヴァンパイアを題材にした映画4選
いきなりですが、ヴァンパイアが大好きです。
ヴァンパイアの大きな特徴の一つが、不死身ということ。
そして、人間は、そうじゃない。
だから、そこにドラマが生まれる……!と思います。
そんなヴァンパイア好きが選ぶ、ヴァンパイア映画4つを、
ヴァンパイア感がある順に紹介します。
1. インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア(1994年)
いわゆるみんなが想像するヴァンパイア映画はこちらでしょう。
ヨーロッパの華美な部屋や調度品なども美しく、
ヴァンパイアのイメージにぴったりです。
インタビューとタイトルにつくので、
いわゆるインタビュー動画を想像したけれど、ちゃんと回想形式の映画です。
ヴァンパイアおなじみの不死身がテーマの一つになっています。
そして、血を求める渇きとの葛藤。
そして、ヴァンパイア役のブラット・ピットが美しすぎます。
あらすじ
18世紀末、最愛の妻を亡くし、絶望の淵に沈む彼の前に現れた悪魔的美貌の吸血鬼レスタト。彼によって永遠の命を与えらたルイは、レスタトと共に世紀末の夜をさまよう。現代のサンフランシスコ。街を見下ろすビルの一室で、インタビュアーを前に美しい青年ルイが自らの半生を語り始めた。
Filmarksより抜粋
2. アンダーワールド(2003年)
『インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア』よりもエグいいシーンが多くあります。
生々しく血をすするシーンや人を襲うシーンがあります。
『アンダーワールド』はシリーズもののになっていて、人気なことが分かりますね。
あらすじ
ブラックレザーのロングコートに身を包み、夜の街を見下ろす一人の美女。その正体はヴァンパイア、名前はセリーン。長年戦い続けている宿敵、ライカン(狼男族)の処刑人である。ある夜、彼女はマイケルという青年医師に出会うが、ライカンが彼を執拗に追いかけていることに気づき不審に思う。彼こそは両種族にとって、この戦いの鍵である恐るべき秘密を握っていた。そして、遂に驚愕の過去が明かされる時、セリーンは本能のまま最後の戦いへと身を投じるのだった。(c)TM & (C)2003 Subterranean Productions LLC
PrimeVideoより抜粋
3. ヴァン・ヘルシング(2004年)
ヴァンパイア映画と言うよりは、VS.狼男映画です。
ヴァンパイアシーンてきなものはあまりないですが、
ストーリーは面白く、狼男、フランケンシュタインなどが登場し、
楽しめる映画となっています。
あらすじ
時は19世紀、陰謀渦巻くトランシルヴァニア。怒涛の物語が、今、その幕を上げる―――!!19世紀。ヴァチカンの秘密組織からの極秘の依頼を受け、ヨーロッパを駆け巡る男、ヴァン・ヘルシング。彼は、人々を恐怖に陥れる怪物を闇から闇へ葬り去る、名うてのモンスター・ハンターだった。ロンドンでハイドを始末した彼にまたもや密命が下った。次の地はトランシルヴァニア。ドラキュラー族と400年にも及ぶ闘いを続けているジプシーの一族、ヴァレリアス家に危機が及んでいるという。かの地に立ったヴァン・ヘルシングは、ヴァレリアス家の末裔・アナ王女と共に、未だかつてない激戦に身を投じることに・・・!アナの兄・ヴェルカンの命は風前の灯火、そして巨大な狼男やドラキュラ伯爵の三人の花嫁、フランケンシュタインが次々と彼らの前に立ちはだかる!
Filmarksより抜粋
4. ヴァンパイア(2011年)
岩井俊二監督作。
ひさしぶりの岩井監督作品ということで、
ヴァンパイアというテーマは関係なく、楽しみにしていた映画でした。
岩井作品としては楽しめましたが、
ヴァンパイアを観たい!という方には物足りない映画となっています。
血を求める渇きとの葛藤がテーマとなっていますが、
サイモン・ウィリアムズは高校の生物学教師で、自殺を考える生徒ミナ(蒼井 優)に「死んではいけない」と説得する誠実な教師を演じているが、自殺サイトに接触して、血の提供者を探す裏の顔を持っていた。“ブラッドスティーラー”または“ヴァンパイア”と呼ばれ恐れられているが、せっかく飲んだ血は後で吐いてしまうし、他の殺人犯が女性を狩る姿を見てパニックになる、気の弱い男でもある。ある日、サイモンは標的として選んだ“ラピスラズリ”という女性によって思いがけず集団自殺に巻き込まれる。辛くも生き残った“レディバード”(アデレイド・クレメンス)という女性と脱出するが、その道中、自分がヴァンパイアであることを告白してしまう。後日、レディバードはサイモンに血の提供を申し出る。彼女はもう一度自殺したがっていた。そして、教え子のミナも自殺を企て、サイモンにとって最も長い一日が始まる。PrimeVideoより抜粋
舞台 毛皮のマリー(2019年)|感想・レビュー
1967年(昭和42年)、劇団天井桟敷を主宰する寺山修司が美輪明宏(当時は丸山明宏)に“あて書き”したという舞台作品『毛皮のマリー』。美輪さんが演出、美術を手がける2019年版を観劇してきました。
概要
日程:2019年4月2日 (火) 〜2019年4月21日 (日)
会場:新国立劇場 中劇場
作:寺山修司
演出・美術:美輪明宏
出演:
美輪明宏
藤堂日向 麿 赤兒 若松武史
大野俊亮 三宅克幸 プリティ太田
小林永幸 真京孝行 松田拓磨
米田 敬 谷沢龍馬 菅沼 岳 川瀬遼太
樋口祥久 岡本祐輔 吉岡佑也 岩井克之
大濱和朗 重岡峻徳 重松直樹 他
感想
『毛皮のマリー』というと、個人的には、「毛皮のマリーズ」というバンドのほうが、なじみ深い。
「毛皮のマリーズ」は、ボーカルの志磨さんが、寺山修二や美輪明宏を好んでいたことから付けたとされています。
そのため、いつか観てみたいと思っていたら、やっていました2019年。
毛皮のマリーの内容を知らなかったので、前日に急いで戯曲を読みました。
戯曲って読んだことなかったけれど、『毛皮のマリー』は、言葉(セリフ)に力強さがあって、面白かった。
文学作品とは違って、動き、セリフで構成されているので、心情が、読みとれない箇所もあるまま、観劇。
たとえば、毛皮のマリーが、水夫に「過去」を話したあと、水夫は、「うそでしょう?」とあるけれど、そこは、「嘘だと言ってほしい」という心情セリフだったりした。戯曲には、解釈の幅があって、解釈をしていくという作業があるんですね、きっと。
戯曲を読んだときは、主人公の毛皮のマリーを際立たせるようなの舞台という印象だったけれど、
観劇したら、違っていて、麿赤兒演じる下男の3幕での美しくって、妖しい世界が際立っていたり、美輪演じる毛皮のマリーの過去を語るひとり語りのシーンの引きこまれたり、色鮮やかで美しいシーンの連続でした。
3幕での裸に近い格好でラインダンスをするダンサーたちをみていたら、女性よりもずっと美しく思えた。
戯曲では、最後のシーンで、欣也が、泣きながら化粧をされつつ幕を閉じるが、今回は、毛皮のマリーが「どうしたら、この子を守れるのか」と嘆いて終わる。
同じ道を歩ませる苦悩と葛藤のなかで、嘆きながら終わるところに共感して、泣きそうになった。
最後の5幕は、ぐんぐん惹きこまれて、そのまま幕を閉じてしまった。
最後のカーテンコールの美輪さんの去り際は、神々しすぎて、もはやキリストを思わせた。
観にいけて本当に幸せな時間でした。
ちなみに、舞台美術は前回の舞台と同じものを使用しているそう。
浴槽や床の模様が美しかったり、置いてあるアンティークのレコードや椅子たちもとっても好みな感じでした。
ちょっとビザンチン風な模様の浴槽と美輪さんは語られています。
美輪さんは、『ジェニイの家』という、フランソワーズ・ロゼー・オーストリア映画の『母の瞳』、日本映画の『愛染かつら』で田中絹代・『南の誘惑』というトーキー初期のドイツ映画の大女優、ツァラー・レアンダーなどをミックスして、毛皮のマリーを演じると語られています。
参照先:https://spice.eplus.jp/articles/221592